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みんな知りたい! 組合運営お役立ち情報
提供:「マンション住・人」(株)有朋社
 

~経験者からのアドバイス~「成功する理事長12の決め技+1」なり手がいないので思い切って手を挙げて、あるいは順番だから引き受けた理事長。でも「今度の理事長って、ダメみたい」そんな声が耳に飛び込んできたら、それこそ「やってられないよ」。まずは冷静になって、先輩理事長たちの話に耳を傾けてみよう。「成功する理事長」に必要な12の決め技が見えてきた。
1:「理事長ってなーに?」まずは本から基本知識を得る
2:管理規約などを読んで法律用語に慣れる
3:アンテナをはっていろいろな人たちとコンタクトをとる
4:住民共通の目標を立て協力して取り組む
5:一人で抱え込まない。でないと、にっちもさっちもいかなくなる
6:ブレーンにはエキスパートを集める
7:こんな人が理事長になったら・・・・・と危機感を抱く
8:理事長は細かいことに口出ししないでまとめ役に徹する
9:理事会の内容を知ってもらうために広報誌を発行する
10:管理会社に頼りすぎず、自分たちで考える
11:工夫次第で、理事会はもめないで済む
12:たまには食事やアルコールで気分転換を図る
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1:「理事長ってなーに?」まずは本から基本知識を得る ▲TOPに戻る
理事長になったはいいが、何から手をつけていいか分からない・・・・・・、先輩たちの意見で最も多いのがマンション管理の本を読むこと。最近ではインターネットを活用する人も増えているようだ。
男性の意見 「基礎知識を得る意味でマンション関係の本を1冊でも手に取ってみるとか、マンション管理センターのホームページや関連サイトをのぞいてみるといいですよ」(男性・45歳・300世帯)
しかし、マンションによってはずいぶん差があるので、当然そのへんの柔軟性は必要。

2:管理規約などを読んで法律用語に慣れる ▲TOPに戻る
イラスト
管理規約や管理委託契約書に出てくる、面倒な法律用語に慣れることも必要。
女性の意見 「慣れない活字の連続に最初は戸惑いましたが、知れば知るほど、ちょっとした言葉の違いで、みんなの暮らしに大きな影響が出ることが分かりました」(女性・56歳・135世帯)
男性の意見 「管理規約、使用細則、さらに管理委託契約を熟読しました。規約は、何年も経っていたので現実とのずれがあり、見直しましたね」(男性・36歳・41世帯)
ここ数年、管理に関わる制度が大きく変わったので、規約など改正が必要になっているマンションも多い。いざ内容の変更に取り組むと、どっと仕事が増えることにも。でも、やっぱやるっきゃない。

3:アンテナをはっていろいろな人たちとコンタクトをとる ▲TOPに戻る
生きた情報や知恵は、やっぱり出会いから。
男性の意見 「インターネットで管理組合に関するサイトをのぞいてみると、よその理事長とコンタクトをとることができ、お互いのマンションを訪問し合うことになりました」(男性・42歳・99世帯)
男性の意見 「マンション管理と関係ない集まりなどでも、意外に役立つ出会いがある。趣味の会で出会った建築士さんは、良き相談役です」(男性・56歳・135世帯)
つまり、マンションの理事長同士はもちろん、いろいろな人と、知り合うことも大切なのだ。

4:住民共通の目標を立て協力して取り組む ▲TOPに戻る
男性の意見 「時間的な制約もありますから、一度にいろいろな課題に取り込むことは無理。2~3年後に実施予定の大規模修繕工事の前に建物診断をして、みんなで現状を理解することを今期の目標とした」(男性・42歳・99世帯)
男性の意見 「充実したマンションライフを」(男性・65歳・56世帯)というのもあった。言うなれば、管理組合のスローガンを掲げるということ。かけ声だけに終わってしまわないためにも、具体的な目標を示すことが必要だ。

5:一人で抱え込まない。でないと、にっちもさっちもいかなくなる ▲TOPに戻る
男性の意見 「理事長にはそれなりの責任感と義務感がかぶさってきます。いい加減なことはできません。といって、すべて一人でやってしまうのはどうしても無理があります」(男性・42歳・89世帯)
理事長にもいろいろなタイプがいる。一人でやらなければ気が済まない人から、他人の協力を仰がなければならない人まで・・・・・・、でも、毎日の仕事に差し支えないように組合を運営していくには、どうしても協力者を探すことも大切。

6:ブレーンにはエキスパートを集める ▲TOPに戻る
さまざまな人が住むマンションだから、居住者の中に、だれかしら頼りになるエキスパートがいることも多い。
男性の意見 「専門知識を持っているブレーンを理事会に引き入れること。ちなみに私のマンションでは建設工事の有資格者、建築法令のエキスパート、電気工事のエキスパート、マンション管理の経験者、植栽管理のエキスパートなどがいます」(男性・45歳・123世帯)
男性の意見 「理事が非常に協力的で、知識と実行力のある人たちで助かった」(男性・52歳・240世帯)

7:こんな人が理事長になったら・・・・・・と危機感を抱く ▲TOPに戻る
理事は輪番制のところが多いが、そこに集まってくるのは千差万別。「もし、あのやる気のない人が理事長になったら・・・・・・」と思ったら、迷わず立候補してみよう。そうすれば、管理会社やいい仲間がサポートしてくれるはず。
男性の意見 「訳あって勢いで理事長になってしまったので、副理事長は理事長が指名できるようにしました。気の置けない仲間に『副』をやってもらうと気が楽になる」(男性・42歳・89世帯)
前向きな姿勢がきっと幅広い共感を生むことになる。

8:理事長は細かいことに口出ししないでまとめ役に徹する ▲TOPに戻る
男性の意見 「理事がお互いに遠慮したり、仕事の押し付け合いになるのを避けるために、広報、駐車場、修繕、植栽、渉外などの担当理事を決めた。各担当の判断で専門家の意見を聞いたりして、その結果を理事会に報告してもらい、結論を下すようにした」(男性・38歳・203世帯)
男性の意見 「理事長は決定権がありますから、発言に気を配らないと独裁になってしまう」(男性・52歳・240世帯)
「結局理事長が決めるんだろ」なんていうムードにくれぐれもならないようにしたい。会社の社長と同じ。

9:理事会の内容を知ってもらうために広報誌を発行する ▲TOPに戻る
男性の意見 「理事会の議論は議事録に残すだけでなく、掲示するなど広報活動が大切。こまめに全居住者に開示していれば、総会でもめることはないでしょう」(男性・45歳・300世帯)
男性の意見 「理事会の活動状況をきめ細かく知らせることは絶対に必要。意見がある人には理事会に出席してもらって、考えを聞くように心掛けていた」(男性・52歳・240世帯)
男性の意見 「掲示板だけでは伝わりにくいこともあるので、『理事会だより』も発行し、居住者の意見も掲載した」(男性・33歳・71世帯)

10:管理会社に頼りすぎず、自分たちで考える ▲TOPに戻る
男性の意見 「どこでも維持・管理・大規模修繕は管理会社の提案どおりになっているケースが多い。管理会社への委託費を一度精査してみる必要がある。組合を少しでも良くしようと思ったら、立ち上がって自らの財産であるマンションを守ること。理事の輪番制も正直言って見直す必要があると思うな」(男性・45歳・123世帯)
男性の意見 「管理会社の人をうまく活用すること。それには自分たちがマンション管理について勉強することも忘れないで。管理会社に頼りすぎると、痛い目に遭うのは自分たちですから」(男性・45歳・300世帯)
男性の意見 「管理会社が変わろうとなくなろうと、いつでも自主管理できるシステムを確立しておく」(男性・42歳・89世帯)
優秀な秘書を使いこなすには、自分たちも賢くならないといけないのかもしれない。

11:工夫次第で、理事会はもめないで済む ▲TOPに戻る
男性の意見 「理事会では、事前に資料などを用意して話し合いの共通の土台をつくっておく。決して急いで結論を出すのではなく、理事長はその場の雰囲気を読み取って、次回に先送りするくらいの機転を利かすべき」(男性・45歳・300世帯)
男性の意見 「会議での発言には責任を持ってもらうために、必ず議事録をとること。それに1ヵ月に1度だから忘れることも多い。最初に、前回どんなことを話したか確認してから、議題に入ることにしました」(男性・33歳・71世帯)
必ずいるんですよね、平気で前言を翻すような無責任な人が・・・・・・。しかし、理事長たるや、それに巻き込まれてはいけない。

12:たまには食事やアルコールで気分転換を図る ▲TOPに戻る
男性の意見 「理事会というと堅苦しくなったり、建て前ばかりになりやすいけれども、リラックスすることで本音や知恵が出ることも」(男性・42歳・99世帯)
男性の意見 「理事が皆若かったこともあるけど、もめそうな理事会のときは、食事をしながら話し合ったりした。会話も窮屈なものではなくなり、前向きになり、いい雰囲気になった」(男性・36歳・135世帯)
理事会のたびに飲めるんだったら、毎年理事をやっているんだけど・・・・・・、そんなことはないか。くれぐれも飲みすぎには注意しましょう、ね。

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いかがだったろうか? 12の決め技をざっと紹介した。各理事長さんなりに苦労しているのだ。でも、思い悩むよりも、まずは有言実行あるのみ。最後にとっておきの秘策をご紹介しよう。
男性の意見 「理事会には男の人だけでなく、女性ももっと参加してほしいな。例えば、夫婦そろって出席するとか・・・・・・その方が物の見方が増えていいと思う!」(男性・56歳・135世帯)
うぬ、やはり、女性は頼りになるのだ(家庭でも、職場でも、理事会でも!)。基本的には、住民の半分は女性なのだから、もっと活躍してもらっていいはず。
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