共用部の鍵の管理 |
管理室に保管されているマンションの共用部のすべての鍵を管理する。鍵の貸し出しや受領は記録に残して、鍵は予備鍵を含め、厳重に保管する。 |
窓口業務 |
・来館者や居住者との応対
・入退居者の届けの受理
・共用部の鍵の貸し出しと受領
・不在者の物品等の受け渡し
・粗大ゴミ収集の申し込み
・拾得物の取り扱い など |
管理室業務 |
・電話の接受
・管理日誌の記録
・業者との点検日程の打ち合わせ
・掲示物の準備及び作成
・本社への提出書類の作成
・居住者名簿の更新 など |
周辺管理業務 |
・自転車置き場の整理整頓
・チラシ違法投函の監視
・駐車場の違法駐車のチェック
・周辺道路のバイク・自転車違法駐輪監視
・フェンスへの立て看板取り付け監視
・植栽の支柱等の破損のチェック など |
清掃業務 その1 |
共用部分の清掃。管理員さんの清掃区域は共用部分に限られている。また、共用部に出された私物(ベビーカー等)には触れないのが決まりなので、私物の置かれた床が汚いとのクレームには対応しかねる。清掃員を兼務している場合、1日の7割は清掃に費やされる。 |
清掃業務 その2 |
ゴミ置き場の清掃。ゴミ収集時間に合わせてゴミを搬出して、違法ゴミを選り分け、除去。時には分別までもする。汚水で汚れた床をデッキブラシで磨く。 |
掲示板・掲示物の管理 その1 |
管理会社、公官庁、管理組合、町内会等から随時寄せられるお知らせを、その重要度を考えながら掲示。情報提供は主に掲示板を使って行われるが、EVホールや階段を利用することもある。 |
掲示板・掲示物の管理 その2 |
お知らせが集中すると掲示板は混み合って見にくくなるので、掲示場所を変えたり、規定の用紙を作ったり、掲示物にマーカー等で彩色してアクセントを付け、見やすくする。 |
点検業務 |
点検業務は点検リストをもとに行われるが、大きく目視点検と作動点検に分けられる。共に指針や異音、異臭、点灯等を確認し、『いつもと違う状態』を見極める。管球の交換や水質検査等も含まれる。 |
立会業務 |
定期清掃や各種委託点検、ゴミの回収、修繕工事等、業者が行うすべてのものに立ち会い、正しい仕事が行われているかチェックする。後で不具合が発見されれば管理員は責任を問われる。 |
守秘義務 |
管理員は法律で守秘義務が課せられている。これは退職後においても効力を発する。守秘については各管理会社独自の方法で漏洩を防いでいるが、管理員に細心の注意に勝るものはない。 |
地域共生 |
ゴミの散らかしや悪臭、バイクや自転車の放置、夜遅くまで騒ぐ若者たち等々、マンションは地域から嫌われやすい。こんな摩擦を管理員は笑顔と、向こう三軒両隣への清掃で和らげる。 |
新しい知識の取得 |
マンションを取り巻く環境は常に変化している。それに対応するために管理員は資質の向上に努める。管理会社は時に触れて、関係資料を配布、時には本社等に管理員を集めて、現任研修を行う。 |